ウチの会社は、どこの営業所も少人数。
さらに、営業所のスタッフは内勤の女性ひとりを除いて全員が営業職だから、日中はその女性以外は外出していて不在ということも珍しくない。
そんなわけで。
おれが営業所へ出張に行くと、女性社員とふたりっきりになることが多い。営業所にはもう何年も前から定期的に訪問しているので女性社員ともある程度気心が知れているから、自然と何気ない会話に花が咲くことになる。(もちろん、お互いにやらなければいけない仕事は山ほどあるから、それほどのんびり話す余裕はないのだけれど。)
なかでも福岡と広島の「とっきぃ」「もっちゃん」両女性社員とは、年齢が比較的近いこともあって特にウマが合う。(ついでに言うと、彼女たちふたりも、とても仲が良い。)
だから彼女たちと話すときは、仕事上のウラ話やお互いの悩みごとなど、他の社員にはあまり言えないような内密の話で盛り上がることが、結構よくある。
しかも。
彼女たちと話していると、物事の考え方や価値観など、何かと共感することが多い。
とくに、もっちゃんに至ってはいろんな面で
「コイツおれとよく似てるな。」
なんて、話していていつも思う。(彼女もどうやら同じことを思っていたらしい。)
あっけらかんとしていて、明るくさっぱりした性格。
他人に頼るより頼られるタイプのしっかり者。
たぶんウチの社員に聞けば、多くの人が、もっちゃんはそんなタイプの女性だと答えるだろう。おれも彼女と腹を割って話せるようになるまでは、もっちゃんに対してそんな印象しか抱いてなかったし。
だけど彼女の本当の姿は、必ずしもそうじゃない。
明るくさっぱりしたように見えるのは、辛いことがあっても周囲を気遣って、また自分の弱さを素直に見せたくなくて、努めて明るく振る舞おうとおちゃらけて見せるからだ。
頼られるタイプのしっかり者だと周囲に思われるけど、本当は彼女だって、頼れる誰かを心では求めている。だけど、頼られる側の負担を考えて、結局自分ひとりで抱え込んでしまう。
話をすればするほど、本当におれと良く似たタイプなんだなと思う。
感受性が豊かで傷つきやすいくせに、人前では肩肘張って強くあろうとするところなんかも、そっくりだ。
そんな彼女が、印象深いことを言ってた。
「他人を犠牲にしてまで自分が幸せになりたいと思わないし、そんな後味の悪い幸せなんて有り得ない。そんなの少しも幸せなんかじゃない。」
その通りだと思った。
自分が幸せになるために、誰かを踏みにじる。誰かを傷つける。
そこまでして手にした幸せって、本当に心から幸せと思えるだろうか?
踏みにじり、傷つけた人たちへの罪の意識と無縁でいられるだろうか?
自分自身の傷みにだけ敏感なのではなく、他人の傷みにも敏感になれる人間でありたいと思う。
もっちゃんと話していて、心からそう思った。
テーマ:出張 - ジャンル:就職・お仕事
- 2007/06/15(金) 00:08:28|
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